近年、めざましい進化を見せるテクノロジーの活用により、保険業務は大きな変革を遂げています。その複雑さと膨大さゆえに多くの人的リソース・業務時間の確保とナレッジの蓄積を必要とし、保険会社の経営に大きな負荷をかけてきた保険業務は、いま、まったく新しい形に生まれ変わろうとしています。本フォーラムは、ソニー生命、日本生命による最新取り組み事例をはじめ、先進企業各社による講演を通じ、保険会社の皆様にこれからの保険業務のあり方をご提示します。
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基調講演 ソニー生命保険株式会社 保険オペレーション本部 オペレーション企画部 オペレーション企画2課 統括課長
石橋 洋平 氏
ライフプランナーと呼ばれる営業職員による対面型セールスを主としているソニー生命では、2012年より自動査定エンジンを活用したペーパーレス申込手続を導入し、現在では大半の申込をペーパーレス化するとともに即時に査定結果を開示するという、事務サービスの向上と効率化の双方を実現した環境を構築しています。本セッションでは、ペーパーレスの概要と今後の展望、その他ITを活用した取組などを紹介します。
(1)ペーパーレス申込手続の概要
(2)自動査定エンジンを活用した、即時査定結果開示機能の概要
(3)ペーパーレスのさらなる価値拡大に向けた取組
(4)今後の展望
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デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 執行役員 金融事業統括
青木 計憲 氏
デロイトは、世界各国のイノベーターが集結するWEF(世界経済フォーラム)の戦略パートナーを務め、2015年から世界の主要金融機関とともに金融業界のディスラプションに関する協議を行ってきました。2017年に発表したWEFとの共同レポートでは、金融業界の未来を形作っていく可能性の高い一連のディスラプションの始まりと、FinTechを位置付けています。金融業界でのイノベーション最前線や金融業界の未来に変化をもたらす8つの要因を分析した調査結果をもとに、日本の保険会社が次なる時代の競争における“勝ち筋”へ向けて、”今”獲得すべき打ち手をお伝え致します。
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フューチャーアーキテクト株式会社 Technology Innovation Group ディレクター
中元 淳 氏
現状、AI導入の検討を進められている保険企業が増加している中、必ずしも費用対効果が出ていないAI導入事例が散見されています。本セッションでは、AI研究・導入を進めてきた当社がこれまでの「システム導入」とは異なる「最新型AI導入」における進め方のノウハウ(AIファーストな要件定義等)をご紹介します。また、AI導入においての成功事例だけでなく、数々のAI導入プロジェクトを実践してきたからこそお話し出来る、AI導入におけるアンチパターン事例もお話しいたします。
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株式会社システムエグゼ 営業本部ブランド営業部 リーダー
伊藤 智憲 氏
システムの品質を向上させるためには「システムテスト」が非常に重要なファクターとなりえますが、時間や費用の制約を受けるケースも少なくありません。特にその開始点となる「テストデータの作成」は情報漏えいや業務負荷が課題として挙げられる企業も多いのではないでしょうか。本セッションでは、損保様・生保様のシステム開発実績を数多く持つ弊社がテストデータ作成における課題とその解決策について事例を交えながらお話しいたします。
(1)システムテストやテストデータ作成における課題
(2)解決策のご紹介
(3)ツールを活用した業務効率化の事例
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特別講演 日本生命保険相互会社 企業保険契約部 主任専門課長
宮本 豊司 氏
日本生命保険では2014年12月から現在まで、東京本部で6台、大阪本店で4台のロボットが活躍しています。RPAで代替できる大量の事務処理を圧倒的なスピードで処理する実績を踏まえ、同社では、既に未来を見据えたチャレンジが始まっています。本セッションでは、「人間とロボットと協業するオフィスワーク」を前提に、これまで取り組んできた事務プロセスの自動化、ロボットとの業務役割分担、組織へのRPA活用拡大方法、そしてAIやOCRといった最先端テクノロジーとRPAを活用したドキュメント課題の取り組みについて紹介いたします。
(1)日本生命におけるRPA導入事例
(2)RPA導入、運用に当っての勘所
(3)AI-OCRを活用した事務プロセス全体の自動化の実験
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